桐たんすの材料

桐たんすの桐材には、さまざまな産地のものが使用されています。国内では下駄が有名な福島・会津の会津桐がよく使われているようです。海外の場合は中国桐や台湾桐、北米桐、ブラジル桐、アルゼンチン桐などが桐たんすによく用いられています。

安い桐たんすの場合、ファルカタ材(代用桐)やアフリカ桐、油桐などを使ったものが多く、これらは伝統的な桐たんすではあまりみられません。しかし、桐たんすに詳しい人でないと、どの産地の桐が使われているのか見分けることは難しいでしょう。また、良質な桐たんすでは、北米桐や、木目が直線な「柾目」の木材を使っているという特徴があります。

桐たんすの製造過程に「焼桐」というものがあります。これは文字通り桐を焼く作業です。薬品で桐を焼く方法や、熱したコテを使って焼く方法など、焼桐にはいくつかの方法があります。ほかに、プロパンバーナーで焼く場合もあります。プロパンバーナーを使うと木目が深く出やすいというメリットがあります。焼いた後はブラシをかけて仕上げにとりかかります。またプロパンバーナーなら無着色で製造することが可能で、ハウスシックの心配がほとんどない環境に優しい商品が出来上がります。

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